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穂高 Archive

あれから

  • Posted by: Hachiro
  • 2018-06-12 Tue 08:00:51
  • 穂高

穂高の稜線からの便りでなくて すいません。

その後も連絡がないまま、季節は梅雨です。

いままで居たところに いま 居ないのは
「なんでやねん・・・!」と ツッこみたくなりますね、、、
「エエかげんにみんなのところへおいでぇ〜な」

向こう側へ行っちゃってる仲間に逢えたりしてたらいいけれど
みなさんからのあったかい言葉や想い、とどいてるんかぃ

もうしばらく待つしかないようです。
わからないけど。


風にゆれる 桂の葉 きれいな季節です 

(宮田和子)

160611 桂の葉_2
(2016/06/11 宮田八郎撮影 桂の葉〜白出を下りてきて)










アントキノイノチ

  • Posted by: Hachiro
  • 2018-03-20 Tue 05:56:18
  • 穂高
先日の上映会の応援に駆けつけてくれた友達がいました。
なんと会うのは10年ぶりで久闊を叙したのですが、まあお互い日々の暮らしをヒッシノパッチでやってきていたわけです。
でその友達が「なぁハチロー、まっさんの『アントキノイノチ』って小説、読んだか? 白出沢が出てくるんやゾ⁈」って教えてくれました。
“まっさん”とはそう“さだまさし”さんです。
僕もそいつも共にもう40年来の「隠れさだファン」であるのです。
(…ヤバい、暴露してしまった)
かなり前に発表されたその小説は映画にもなっていたと思うのですが、なぜか未読でした。
で、昨日の雨を幸いに一日で読了。
いやぁ よかった。
ややもすると重いテーマを、彼の方の歌同様の繊細な言葉と卓越した構成で見事に描ききっておられます。
しっかしまあこのヒトは相変わらずなんちゅう才能なんや、
桑田佳祐や中島みゆきもそうやけど、やっぱさだまさしは天才やわと思いました。



180315 白出_398
(2018/03/15 穂高牧場付近より穂高西面)


さて上の写真は左から蒲田富士(涸沢岳西尾根)、涸沢岳、白出のコル(穂高小屋)、奥穂高岳、ジャンダルムなのですが、
その小説に出てくる白出沢の件りは、
「ボクは、お馴染みの白出沢から上がって西尾根から涸沢岳へ登って、まあ、三日の行程ですからゆっくり蒲田富士へ出て戻ったんですけど」
というもので、マニアックな「蒲田富士」までも出てきたりして、
しかも時期は12月20日頃って、それまんまオレの山行やん!と思わずつっこみつつも嬉しくなってしまいました。
そしてその後には如何にもという悲しいエピソードが続いたりもしています。

そしてこんな文章も、
「……山登りで一番難しいのはね、登ることじゃない。登った山を無事に下りることだ。事故の多くは下山時に起きるものだ。無事に下りて初めて登山が成立する。ま……下りが一番難しいってこともきっとこれから学ぶと思う。人生という山を無事に下りるという生命の重さや……難しさも……」

いやー マイッタというか、こうもさりげなく山登りの本当のところを記せるもんなんですかね。
まっさんって山、登るんか⁈

物語そのものはほとんど登山とは無関係ですけれど、胸にとどく「イノチ」を想って力をもらえる一冊だと思います。


しかしこの本、表紙を穂高の写真にしとけばもっと売れたかもしれん。
(って、そりゃあ山ヤにだけか……)




























六百山

  • Posted by: Hachiro
  • 2018-03-13 Tue 14:47:28
  • 穂高
先日の神岡での上映会では大勢の方がお越しくだいました。
たいへんにありがとうございました。

予想を大きく上回るお客さんにびっくりしてしまって、ちょっと上気した勢いで「これからもガンバって撮りますっ!」などと舞台で言ってしまったものだから、
「こりゃ、気張らんといかんぜよ」(何弁や?)とばかりに昨日は上高地の六百山へ星の撮影に行ってきました。

180312 六百山より
(2018/03/12 六百山山頂より穂高・岳沢)


六百山は上高地にそそり立つ山ですが一般登山道は整備されていません。
ですがこの時期には河童橋のところから急峻な中畠沢をつめて比較的容易に山頂へと登ることが出来ます。
(山頂直下の岩場の下りではロープが必要かもしれません)

その山頂からの穂高は素晴らしいの一言。
岳沢を正面に堂々としたその勇姿を望むことができるのです。
およそ穂高の展望台としては大一級であることは間違いなく、しかもほとんど知られていないアングルです。

さて、その山頂から春の星と穂高を撮るゾと気負い込んで重荷を背負い上げたわけなのですが、
なんとこの写真を撮った後、カメラトラブルに見舞われてしまい以後はワンカットも撮ることも叶わず終いとなってしまいました。

まあこれまでにも撮影現場ではさんざんにいろいろなトラブルに見舞われては来たものの、
ここまで手も足も出ない事態はちょっとなかった気がします。

かなり(というかもの凄く)ショックではあったのですが、まあこれはまたチャレンジせえということなのでしょう。
今回で撮れてしまったらもう六百山へ登ることはしなかったかもしれませんので。


そんなわけで、ま、ぼちぼちとやってゆきます。



それにしても、今月の2回の大雨で解けたのでしょうが、呆れるほどに雪が少ない。
感じとしてはもう4月下旬の山といってもおかしくはない気がします。

本来であれば3月というのは、ある意味いちばん楽しく雪山を堪能できる時期であるはず。
でも今期はそうした「冬の終わり」が存在せずにいきなり春になってしまった感じです。






































春告雨

  • Posted by: Hachiro
  • 2018-03-05 Mon 09:06:21
  • 穂高
寒さが厳しい今期のような冬は往々にして春の訪れが早かったりするものですが、三月の声を聞いた途端一気に春めいてきました。

昨日は飛騨地方の里山「国見山」へと散歩。
林道の雪も堅く締まっていてスノーシューを履けばほとんどラッセルもなく、普通に歩くのとそう変わらない速度で登れました。
山頂から遠望する、暖かな日差しの中で少し霞みがかった穂高はいかにも早春という趣でした。


180304 国見山より033
(2018/03/04 飛騨・国見山より穂高遠望)



僕の住む飛騨地方ではまだまだこれから雪の降る日はあろうものの、もう積もるより解ける勢いの方が増してきています。


180304 雪解けの田んぼ040
(2018/03/04 雪解けの田んぼ)


若かりし頃に冬はスキー場で働いていた時期があって、
屋根裏部屋の湿った布団の中で屋根を叩く雨音で目をさますと「あぁ、もうシーズンも終わりか」と嬉しかったものです。
(山と違ってスキー場はあまり性に合わなかったもので)



さて、今週末の日曜日(3月11日)に地元飛騨神岡の「船津座」で上映会を催させていただくこととなりました。

去年作った「星々の記憶」の上映をメインに、山のよもやま話しを交えていくつか山の映像を映させていただく予定です。
よろしかったら覗いてやってください。


星々の記憶_4K_005_アークトゥルス

この画像はその「星々の記憶」の中のワンカット。
六月の前穂山頂からのもので、画面中央が奥穂高でその左側に少し見えている街明かりが飛騨神岡付近です。
ちょうど冒頭の国見山からの写真の真反対から撮った感じですね。
ちなみに奥穂の左のギザギザがロバの耳とジャンダルム、その斜め上に輝いているのが春の星「アークトゥルス」です。


























一酸化炭素

  • Posted by: Hachiro
  • 2018-02-17 Sat 08:08:52
  • 穂高
日に日に光が力強く感じられるようになってきました。
春が近いですね。

180216 流葉_056
(2018/02/16  流葉スキー場より 左から槍ヶ岳、笠ヶ岳、穂高連峰)




さて、山と人が関わるといろいろなリスクが生じます。
登山者が山での危険を回避するためには体力的あるいは技術的に身につけるべきことは数多く、その習得には多くの経験と修練が必要でありましょう。
しかし中には「知ってさえいれば」避けられるという危険もあるようです。

山でコンロを使用する際に、驚異的に早くお湯が沸く「ヒートエクスチェンジャー(付き鍋)」(あるいは「ヒートシンク」?)というのをご存知でしょうか。
熱交換を促進させるためのヒダヒダの金属パーツのついたヤツ、そう代表的な商品名でいうと「ジェットボイル」です。
詳しいリクツはともかく、その鍋底のヒダヒダのお陰で湯は早く沸くし燃料使用は抑えられるし低温にも強いというスグレモノで、コンロはぜったいガソリン派だった僕でも、近頃は日帰りや軽量化重視の際には重宝して使っています。
実際、湯を沸かすだけならホントに魔法のような短時間でことが済みますもの。

しかし、この「ヒートエクスチェンジャー鍋」は、ある条件下ではとんでもない事態を引き起こしてしまうようです。
先日にある実力派ガイドさんから聞いた話では、それにより彼は危うく命を落としかけたと言います。

それは一酸化炭素によるものです。

その時彼は降雪中のテント内で、炎が広がるタイプのガスコンロの上にヒートエクスチェンジャー付きのコッフェルを使って水作りをしていました。
同行者と軽くアルコールを酌み交わし「あれ? なんかこのサケ、えらい酔いが早いな…」と軽い頭痛を感じた次の瞬間には彼は意識を失ってしまっていたとのこと。
すぐに異変に気づいた同行者が彼を揺り起し、慌ててテント内の換気をして事なきを得たそうですが、あれがもしも単独だったら「自分は今ごろ何の苦痛もなくあの世行きでしたわー」とのことでした。

そもそも、この手の火器製品は「屋内での使用は禁止」とされています。
例えば、DUG(ダグ) HEAT-1 DG-1100という製品には、
DSC00262.jpg
と、でっかくハッキリと明記してもあります。

なので「してはいけません」ということをやってはダメでしょ⁈ ということなのです。
それはそうなのですが、僕はテント内でコンロを使うなんで雪山では当たり前(もちろん換気には気を使いますが)ですし、例えばガスボンベは他社製は使用するなと書いてあっても「使えりゃあエエやんか」とほとんど気にもしません。
それにジェットボイルをテントやツェルト内で使うなんてのもあたり前でした。
が、ここがミソなのですが、コンロの炎が直噴タイプではなく周囲に広がるタイプのものの場合、炎がヒートエクスチェンジャーのヒダヒダに直接あたることにより盛大に一酸化炭素が発生するらしいのです。
(なのでジェットボイル純正バーナーは直噴タイプですね)
つまりヒートシンク(ジェットボイルでは「フラックスリング」)のヒダヒダがついた鍋は、ガソリンコンロはほぼ全て炎が広がるタイプですからダメですし、ガスコンロでも炎の広がり方で注意が必要ということです。

さて一酸化炭素というのは無色・無臭で「中毒を自覚するのは難しく、危険を察知できずに死に至る場合が多い」というオソロシイもの。
つまりは「あれ? ヤバい⁈」と思った途端にアウトなのです。
先日の北陸豪雪の折に車中で救助を待っていた若者が死亡するという痛ましい一件がありました。
あのニュースを聞いて「車中で死ぬくらいなら、その前にもうちょっと何とかできんかったのか?」と実はチラッと思ったのですが、それが一酸化炭素によるものなら腑にも落ちます。
だから「排気口が雪に埋まるほどの状況下では、車中にいてエンジンをかけ続けてはならない」との知識を持ち、それはなぜなら一酸化炭素がかくも恐ろしいものだからと知っていたならと悔やまれるのです。



まぁそもそも「そうやって使うな」というものを、あえてテント内でというのですから何おかいわんやであるのですけれど。


以上、自分への戒めと自覚のため記すものです。
















































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